Ω

2017.11.3−11.28 ラディウム-レントゲンヴェルケ

Roentgenwerke press release

2013年から4年ぶりとなる神庭祈永歌の個展。人の有り様の繊細さをテーマに独特の描き方で人体表現してきた。
今回は「Ω ohm」(オーム=電気抵抗)というコンセプトを掲げ、一見弱いようにみえる人の存在に目をむけている。
いったい人という存在は何なのか?

弱さのなかに強さを秘めたその存在を、ごくごく淡い色で少しずつ塗り重ねられた人物に描く。
ぜひ、ギャラリーにてご高覧ください。

(レントゲンヴェルケ)

今回のシリーズ「Ω ohm」は、人間の「抗い」という感情、行為がテーマになっている。
「人間の強さ」を描きたいという思いからスタートし、それは何だろうと、描いて考えて行き着いたのが「抗い」というエネルギーだった。

「抗い」とは「加わる力に対する力」である。それは他への攻撃や暴力といった脅威にもなりうるが、一方で自身を守るための術にもなる。
本意でないものに抵抗するのは、単に他を拒絶する傲慢な事というだけではない。他に追従し自己を失わないように発する、必要な強さでもあるのだ。

自己の根幹を支え、人が力強く生きていくために必要な「抗い」というエネルギーを作品に込めた。

(神庭祈永歌)

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